25.時間のかかる契約と引き渡し~その2

いよいよマンションを手に入れるための最後のイベント!

いよいよ引き渡しの日です。

オガは顧客対応で朝帰り。ということで、仕事場から直行。午前11時にA銀行の打ち合わせ室に集合。

すでに売り主の奥さんが座っていらっしゃいました。今日は近所にある会社を抜けてきたということで、服装も仕事モード。それを見て、うわ、ホントにキャリアウーマンだなぁ……、と改めて感じました。話を聞いてみると、某外資系巨大企業にお勤めでした。道理で。年収、我々の数倍でしょうねぇ……。妻の推理「医療関係」は当たっているようでもあり、外れているようでもあり……。

そしてB不動産の二人。相変わらずC所長、Bさんにきびきびと指示を出します。

本日初対面の司法書士の先生に挨拶。60歳くらいかな。眼鏡をかけて白髪。威厳のある、いかにも「先生」……って感じの方。

以上が本日のオールキャスト。

進行はC所長。

で、次から次へと書類を記入し、ある程度たまったらはんこを押し……、その繰り返し。なんと、1時間以上かかるんですねぇ。この作業。その間に我々の口座にお金が一瞬だけ振り込まれ(借金全額!数千万!)、それを売り主さんの口座に移動……、これが、時間がかかるんです。というわけで、我々の書類記入と同時進行で作業を行っていきます。

で、この日、最初に通帳に目を通したんですが、多分、今後一生目にすることのない金額が我々の通帳に記載されてました。いやぁ、現実感のない不思議な光景。

書類を書き終えた後、それでも、まだ出入金手続きが終わらず、手持ちぶさたで待たなきゃなりません。司法書士の先生が口を開きました。「いやぁ、これが銀行さんによってかかる時間が相当違うんですよ。この前は2時間半、いやぁ、長かった……。曜日によっても違うしねぇ」

そんなにかかるんだ!とびっくり。

幸い、その言葉の直後、Dさんが顔を出します。「終わりました。通帳をご確認ください!」

はい、ほんの一瞬だけの大金持ち経験。すでに通帳の中身はもぬけの殻。

出入金を確認して司法書士の先生は先に退室。この後、法務局へ出かけて引き続き作業してくださるそうです。

売り主さんから書類一式、鍵一式を受け取ります。売り主さん、退室。

我々だけ残ってさらに、書類作成。最後に保険の相談なんですが、火災・地震保険に加入。それ以外の保険は後日でも良いということで、改めて考えて決めることに。

銀行を出ると1時過ぎ。深夜働き通した身には厳しいけど、これでマンションが正真正銘我々の物になったわけで、再び目の前のラーメン屋さんに寄り、ビールで祝杯をあげちゃいました。

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と、以上が、当時のメモから抜粋です。

ね、前回の契約と、今回の引き渡し、相当に時間がかかるでしょ。一生に一度の大きな買い物はそれだけ大変ということで……。(^^;)