03.新築より中古!
オガ、最初は「絶対新築!」と考えて、初めてのマンション購入で新築物件を手に入れちゃいました。そしたらわずか数年後、価値は半分に下がってしまいました!土地の値段が下がり続けた時期っていうのもあったけれど、それ以上に、新築の値段の付け方そのものに問題があったのかなぁと今では確信してます。
ところで、日本人の特徴なのかもしれないけれど、新しいモノって気持ちよいですよねぇ。特にどんな人が住んでいたかわからない部屋に高いお金を出して住むのはなんとなく……。例えば「事故物件」で前の住人、部屋で自殺ってこともあり得るし……。くわばらくわばら。
でも、今となっては断言できます。
新築マンションはデメリットが大きすぎます。買うなら中古マンションが絶対有利!!!
二つ、大きな理由があります。
まず、新築マンションは値段が「不当」に高いと言えるんです。それはマンションの値動きを見ればわかります。一般論だけど、昔と違って、今時のマンションは新築の価格が一番高く、その後急激に値段を下げます。そして、しばらくすると下げ幅は小さくなりますが、ゆっくりと下がりつづけていきます。つまり、新築で売り出しても、販売直後にぐっと値段が下がる。そういう傾向があるんです。ご祝儀相場…というか「新築」というブランド料金がついているようなものかな…とオガは思います。
だから、中古のマンション価格のほうが、実際のそのマンションの実力価格。広さ、利便性、築年数、そうした要素が素直に反映されていますよね。
次に、もう一つ。新築マンションのデメリット、「隣近所にどんな人が来るかわからない」ということが言えます。実際に住み始めてみないとわかりません。うん、これは「博打」。それが中古であれば、事前に何度か周辺に聞き込み調査をしたりして調べることも可能。通っているうちになんとなくわかることも。
実際オガ夫婦の場合は最初のマンション購入で、これに苦しんだんですっ!!それが最終的に出て行く原因に。
最初に買ったマンション、直後から階下に入っているご家庭がなんだか妙だというのがわかったんだけど、その後、数年するとその奇妙な振る舞いに毎日苦しめられちゃいました。
特に生活騒音がものすごくて、何度か直接交渉しましたが(ホントはこれはしちゃいけないんです。騒音交渉はかならず仲介人を立てるのが大原則です)、らちがあかず……。ひどい目にあいました。
そのとき、マンションって、隣近所が重要な要素だということが身にしみたわけです。
なので、買い換えの時には慎重に、それこそ何度も何度も物件に事前に通いました。そして、あ、隣はこんな人だな……、などと観察したのです。あ、この件はまた別項で。
というわけで、新築物件、デメリットが大きいのですっ!
でも、やっぱり新築が綺麗でいいなぁ……。そう思うでしょ。
ところが、「リフォーム」という手があります。いまどきのリフォームは本当に「凄い」です。百万円単位のお金をかければ、まったく新築と見間違うばかりの仕上がりに。であれば、それだけ払っても新築よりもずっとお得!オガの隣室が売りに出され、それを買った独身女性。大規模なリフォームをして引っ越してこられました。お部屋を見せていただいたんですが、もともとは標準的なシックな内装だったのが、リフォーム後はまるでエーゲ海に浮かぶ島の別荘という趣の、青と白を基調としたロマンチックな部屋に……。どう見てもこれはリゾートホテル。リフォームは凄い!とこのとき思い知ったんですよ。
さらに……。その後オガが買い換えで手に入れた中古マンション。ラッキーなことに築10年近い中古とは思えない綺麗さ。聞けば前に住んでいたご家族、趣味が「掃除」!そういうご家庭もあるんです。ですからリフォームもしていません。探せばきっとそういう物件もあるんです。
だから、「新築、新築」とこだわるのは実に損!と、今になって思うんです。最初の購入で気付いていればよかったのにぃ…。
もう一つ。中古の場合、「管理」体勢がどうかということも事前によくわかるのがメリット。
実際に物件を見る際に管理がよく行き届いているマンションであれば安心。古いマンションの中にはひどい管理で、不気味な所もあります。そんな風になると悲しいです。新築の場合はこれから良い環境を組合を通してみんなで作っていかなければならないわけで大変。すでにそうしたスキームのできている中古マンションであれば、その面倒さもないわけなんです。
さらにさらに、購入を決める前に、実際に買おうとしているマンションに住んでいる方に話を伺えれば、そのマンションの持つ問題や魅力なども話してもらえるかもしれません。ちょっとコツがいりますが。人なつっこい人ならば上手くいくかも。そうした点をふまえれば納得のいく買い物ができるのではないでしょうか。
やっぱり断然中古の方がメリット「大」です!
ただ、一つだけ絶対にチェックして欲しいことがあります。それは、耐震性です。耐震基準は今まで何度か改定されています。古いものはそれなりの耐震性しかありません。その点だけは必ず確認してください。
地震大国日本に住む以上、これはとっても、とっても大切です!!